「珈琲おばさん」cafe skratta@千歳烏山


まだだぶんね、全然序の口だと思うんですよ。本当ね、珈琲おばさんになっていくんだと思う。


cafe skratta



text & photo by Nariya Esaki



珈琲

「もうすぐ3年(2014年取材)だから、モーニングを始めてみたっていうのもそうですけど、せっかく自分でやってるからやってみたいと思うことはやってみようかなって。ようやくそういう余裕が出て来たというか、営業時間の兼ね合いとかもあると思うんですけど、あとこなれて来たっていうのもあるとは思うんですけど、なんか日々の繰り返しのひとつひとつも大事だけど、変化みたいなのもあっていいかなって。出来るかわかんないけど、焙煎頑張ってみようかなとか、珈琲よりですけど、いろいろやってみたいなって思います」


もちろんカフェなのだから珈琲が好きなのは確かなのだけど、最近はよりハマっているとか。その証拠に珈琲教室も開催されていて、実はわたしも取材後参加させてもらって、珈琲の魅力に惹かれ始めている。


「底がないんじゃないかと思いますね。この先まだたぶんね、全然序の口だと思うんですよ。本当ね、珈琲おばさんになっていくんだと思う。こわい、こわい(笑)」


いつかは豆も売ってみたいとか。実は珈琲教室では手網焙煎の日もあって、わたしはその日に参加させてもらったのだけど、本当に珈琲についてディープに知れる機会。いや、もちろんそれでもまだまだ入口に過ぎないのだろうけど、でも珈琲好きの人は足を運んでみるのもいいかもしれない。




定番

「なんですかね、なんでオムライスが定番になったのか、今振り返ると分かんないかも。でもキラーメニューじゃないですけど、お店の定番を考えますよね。そのときにオムライスとなんか3種類ぐらいあったんですよ。あとなんか忘れちゃいましたけど。たぶんオムライスだけこだわって、いじる余地があったというか、アレンジの余地があったんです。見せ方とか、今とは全然違うやつで最初は考えてて、そこでたぶんいじり始めたから、オムライスになったのかもしれないですね」


わたしも行くといつも迷いながらオムライスにすることが多いのだけど、やっぱり定番は鉄板。いや、もちろんほかのメニューを試すこともあるのだけど、でもついつい定番を頼んでしまうことが多いのは、そこにその店の味が詰まっているからかもしれない。



珈琲・・・500円~


オムライス・・・950円


ふわふわレアチーズタルト・・・600円




(おわり)


cafe skratta


営業時間:2017年に閉店

取材:2014年9月8日




Nariya Esaki

kosa10magazine主宰。テレビ業界からレコ屋店員を経て現在埼玉県北本市在住の二児のパパ。

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「好き」と生きる、「まち」と暮らす。